オートゲージ製のメーター故障
水温(ロア)、油温・油圧・電圧・タコメーター・バキューム計と6つオートゲージ製の外部メーターを取り付けている。
油圧計は1ヶ月ほどで壊れ、1ヶ月ほどで水温とバキューム系が壊れた。
メーターが点滅する症状。
この症状をネットで調べると以下が原因。
- センサーの故障
- 配線異常
油圧計はセンサーを交換したら直ったので、バキュームセンサー・水温センサーも同様にセンサーのみ購入して今回交換した。
バキュームセンサーの交換
まずは、比較的簡単に交換できるバキュームセンサーの交換。
新しく購入したバキュームセンサーを取り付けてみる。しかし、メーターは点滅・・・
- メーター側の故障
- 配線の異常
- 新品のセンサーの異常
考えられる原因は上記の3つ。メーターの故障や新品センサーの異常は当日ではどうしようもないので配線をチェックしてみる。
一旦センサーを取り外し、全て導通している事を確認。
最後に試しに今回新品メーターに一緒について来た端子付きの配線を使ってみると正常に動いた。
どうやら、センサーに取り付ける配線が断線していたらしい。断線の理由は不明。
試しに故障したと思いこんでいたもともと付いていたバキュームセンサーをつけてみると正常に動く。
端子の断線か異常が原因だった。元々付いていたセンサーを再度使い今回購入したセンサーは予備として保管。
水温計(アッパーホース)の追加
次は水温計の追加。オートゲージ製と比べると3倍ほどの値段だけど故障するとすごい面倒なので奮発してDefiの水温計を購入。
サンバートラック(TT1)のラジエターホースは22mmとバイクサイズ。センサー取り付け用のジョイントパイプもバイク用の22mmを購入。以前、ロアホースに取り付けた水温センサーと同じ商品。
今回、アッパーホースにも水温計を取り付けたのは、高速道路を走行する時に油温が120度まで上がってしまう問題解決のため。
エンジンオイル用の冷却を追加する前に、まずはラジエターがしっかり働いているのかをチェックしたい。アッパーホース側とロアホース側の水温の差を見ることで何かヒントを見つけられるのでは・・とアッパーホース側にも水温計を取り付けた。
ジョイントパイプにセンサーを取り付け
水温センサーにシーリングテープを1周半ほど巻き、ジョイントパイプにねじ込む。そこで気づいたことが、Defiの水温センサーはセンサー部分が長くジョイントパイプの反対側に当たってしまう・・
無理にねじ込むのもまずいと思うのでソコソコ締め込んで置く。
アッパーホースを切断
サンバートラックの下に潜り、アッパーホースのどの部分をカットするか検討。ロアホースとは違いアッパーホースは上からも下からも触りづらい場所にある。
比較的直線部分が長い場所をカットした。
ジョイントパイプの取り付け
アッパーホースは場所的に上からも下からも手が入りづらい場所にあってジョイントの取り付けにかなり苦労した。
上から友人に手伝ってもらいなんとか取り付け完了。
冷却水が抜けているので動作テストはできない。
ロアホース側センサー交換
ロアホース側は既に取り付けされている水温センサーを取り外し新品と交換して終了。とても簡単。
冷却水を入れエア抜き
前回、ロアホースに水温計を取り付けた時にも試行錯誤してやったエア抜き。今回は、クーラントチャージャーを購入してきた。
サンバートラックのエア抜きポイントは3箇所。それぞれに空のペットボトルをセットし、エンジンを賭けてみる。
クーラントチャージャー内に冷却水が常に溜まっているように継ぎ足しして行く。
エンジン近くのエア抜きホースからはすぐに冷却水が出てきたので栓をする。
エンジンを吹かすとボコボコ空気が出てくるが、徐々にエンジンが温まってくるとクーラントチャージャーから溢れ出てきそうになる。エンジンを止めるとまたラジエター内に冷却水が入っていく。
エンジンをかけふかしたり、またエンジンを止めたりを何度も繰り返してみる。
イマイチ、エア抜きが出来ているのか出来ていないのか分からないけど各エア抜き用の栓から冷却水が出てきたら栓を締めてこれ以上冷却水が入らない!って状態になったのでアイドリングを続けて様子を見てみる。
- 油温100度
- アッパーホース側水温70度
- ロアホース側水温40度ちょっと
何故か上記の状態。油温が100度とかおかしいな・・と思っていると、チカチカと純正の水温異常ランプが点滅した。慌ててエンジンを止める。
再度エア抜き
サーモスタットが開いていなくても少しだけ冷却水は回っている感じ。その分だけ若干アッパーホース側の水温は少し上がるけど、ロアホース側の水温はほんの少し動く程度。
まず、油温が100度とかまで上がるのはおかしい。
エア抜きが不十分なんだろうと再度エア抜き用の栓を開けてエア抜き作業。
同じ作業を繰り返ししていると、空ぶかししているときにやっぱりエアが出てくる。それを繰り返していると、エンジン側のエア抜き穴から出てくる冷却水の勢いが強くなったと友人が教えてくれる。
同時にクーラントチャージャーから減っていく冷却水の量もかなりの量になる。明らかに様子が変わった。
空ぶかししてもクーラントチャージャーに上がってくるエアはほとんどなくなりただの水流が上がってくる感じになる。
しばらくアイドリングをしてみるとロアホース側の水温も80度前後まであがり、油温も80度前後で止まるようになった。
走行テスト後、冷却水漏れ発見
事務所の周辺を走ってみても、水温計2つ・油温計ともに異常に温度が上がることはなくなった。
念のため再度車の下に潜り漏れなどないか確認してみたところ、アッパーホース側の水温計センサー取り付け部分からの漏れを発見。
やっぱり、水温センサーがジョイントの反対側に当たってしまい締め込み不良。そこから冷却水が漏れている。
エンジンがかかっていないときは漏れていないけど、走行して冷却水が回り始めると圧力があかり、ポタポタと漏れる感じ。
これは危ないので、対策してみる。
センサーに巻くシーリングテープを2周半くらいにしてみる
まず、センサーに巻くシーリングテープを2周半ほどにしてみた。結果・・だめ。水圧がかかるとポタポタと漏れてくる。
故障したオートゲージの水温センサーを取り付けて対策
Defiの水温計・・高かったのに使えないのか。とがっかり。
冷却水漏れで走行するのは恐ろしいので、先ほど取り外したオートゲージ製の方のセンサーを指しておくことにした。
こちらは、ロアホース側で漏れが無いことを確認しているので大丈夫。
ダメ元でオートゲージ製のセンサーとDefiのメーターをつなげてみる
どうせ動かないんだろうけど、オートゲージの故障したセンサーとDefiのメーターをつなげて見ることにした。
Defi側の配線をカットしてギボシを取り付けオートゲージの水温センサーとつなげる。
すると・・・動いた!!
水温の値が正しいのか不明だけど、オートゲージ製の水温センサーをDefiの水温メーターと繋げても動作するみたい。
水温もおかしな数値を指している感じはしない。
っていうか、オートゲージの水温センサーの方も壊れてなかった。こっちも配線異常だったらしい。
ロアホース側から若干漏れ
事務所周辺をテストで回ってみても特に異常なし。しかし、ロアホース側のシーリングテープの巻き方が悪かったらしく微妙に冷却水が滲んでいる。
この程度なら冷却水不足でオーバーヒートになることは無いと思うけど気持ち悪い。
次回、シーリングテープを巻き直して対策する。
メーター7個・・場所なんとかしないと・・
今回Defiの水温計を追加したことでメーターが7個並んでいる。スポーツタイプの車とかならかっこいいけど、取り付けた車はサンバートラック。
運転しながら確認したいメーターのみ今の場所でそうでもないメーターは別のところに移動できないかな・・
今回の作業のまとめ
- 22mmmのラジエターホースだとDefi製の水温センサーは取り付けできない
- オートゲージ製のセンサー異常と思っても配線チェックを先に行ったほうがいい
- オートゲージ製の水温センサーでDefi製の水温メーターは動作する
- 冷却水の漏れチェックは何度も行う
- エア抜きはやっぱり難しい
シールテープの巻き直し
2022/06/25追記
走行テスト後、ロアホース側のセンサー部分から薄っすらと冷却水が滲んでいるのを発見。冷却水が足りなくなるような漏れ方でも無いけどなんか気持ち悪い。
YouTubeでシールテープの巻き方を勉強したところ以下のような感じ。
- 3回転ほど巻く
- ネジ山1つ分は巻かない
- ネジを締めた時に緩まない方向に巻く
どこで覚えたのか、シールテープは1回転半だと完全に勘違いしていた。しかし、どの動画を見てもシールテープは3回転と言ってる。
上記の3つの注意点を守って巻き直して見たところ全く滲まなくなった。
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