前回、メーター奥の線で水温計の線を引っ張れるか試したけどWARNINGって出て駄目だったので他先人の方がやっているように、ラジエターホースに水温センサーの取り付け。
サンバーに水温計を取り付ける目的とメリット
- ラジエター位置は前方、エンジンは後方としっかり冷却水が冷やされているのか分かる
- サーモスタットがしっかり動いているのかをチェックできる
- ラジエターのファンが正常に動いているのかチェックできる
- 冷却水のエア抜きができているのかチェックできる
- 山の中の坂道を走っていると水温が上がりガチだけどオーバーヒートする前に対処することができる
以前乗っていたホンダ・アクティはOBD2からスマホアプリで水温などの情報をチェックしていた。通常の運転時には水温85度前後。山の中の坂道を走ると100度近くになることも。そういうときには暖房を入れるなりして対策し水温を下げていた。
サンバートラック(TT1)はOBDから水温データを取れない
サンバートラック(TT1)には前からOBD2端子っぽいものが出てはいるものの、スバルの独自規格の信号のためそのあたりがチェックできない。
もちろんオーバーヒート時にはメーター内のランプがあるんだろうけどあれって点灯したらもう車を停めるなりして対処しないと行けないから手遅れなんじゃ・・
タコメーターは正直見て楽しむ要素がほとんどだけど、水温計はエンジンを長持ちさせるためにも必須だと思うので取り付け。
メーターとかセンサー
サンバー(TT1)のラジエターホースは22mmらしいので、バイク用の22mmのセンサージョイントを購入。近所のバイクパーツショップに電話してみたけど置いていないとのこと・・
水温計ゲージ ジョイントパイプ 温度センサー クランプ付き アダプターゲージ ラジエーターセンサー オート…
メーターはオートゲージのやつで充分。
センサーをどこに取り付けるか
まず迷ったのがセンサーの取り付け位置。どこに取り付けても普段の水温と異なる数値になれば異常なんだろうけど、色々意味合いが違う。
サンバートラックのラジエターは助手席と運転席の間辺り。途中金属製のパイプになって後方のエンジンへ。
途中の金属パイプでも放熱をするということらしい。
ラジエターのアッパーホースに取り付けた場合
色々なブログをみているとラジエターのアッパーホースに取り付け!というのが目立った。エンジンで温まったラジエター液がラジエターに入る直前のホース。
ここなら、熱々になったラジエター液の温度を計測できる。おそらく走行時にも結構上下してくれてメーター的には面白そう。
こちらがオーバーヒートの判断では一番正確な目安になりそう。
ラジエターのロアホースに取り付けた場合
ラジエターで冷やしたラジエター液をエンジンに送るホース。こちらも結構見かけた。
ラジエターで冷やされた液の温度を測ることになる。ラジエターが正常に働いているのかとかサーモスタットが正常に働いているのかというのが水温計の数値から読み取ることができる。
こちらがメーターから読み取れる情報は一番多そう。
ラジエター近くのアッパーホース、ロアホースじゃなくてエンジン近くにセンサー取り付けるべきじゃない?
サンバートラックはRR。運転席下にあるラジエターとエンジンをつなぐホースは途中金属製になっている。
エンジンから出てきた熱々のラジエター液もラジエターに行くまでに冷やされ、ラジエターから出てきた液も金属製のパイプで更に冷やされてエンジンに行くということ。
このあたりの効率は不明だけどより正確な数値を測るならロアホースだろうと、アッパーホースだろうとエンジン近くのパイプにセンサーを取り付けるべき。
が・・まず、ラジエターから出てきているホース、、どっちがアッパーホースなのかロアホースなのかも分からない。そこからエンジン側のどこにつながっているのかとか、車の下に潜ってみないと分からない。
ってことで、エンジン側に取り付けするのは却下。ラジエター側のホースに水温計を取り付けることにした。
作業しやすそうなロアホースにセンサー取り付け
色々検討したけど結局作業が一番楽そうなロアホース(ラジエター近く)にセンサーを取り付けすることに決定。
助手席下の穴から見えるし、配線の延長もそんなにしなくても良さそうだし。どこに取り付けたって普段の水温を把握していれば異常時には違う数値をさすはず。
水温計を取り付けるホースを切断
ラジエターから出ているホース2本のうちどちらがロアホースなのか不明。色々調べたほうがいいんじゃ?という視線を友人はしているけど、個人的には冷えた冷却水はラジエターの下から流したほうが効率がいいと思うし「とりあえずぶった切らないと始まらないし!」ということでラジエター近くのロアホースだと思われるホースをぶった切る。
センサー水温センサー取り付け
切断したホースにセンサーを取り付けホースバンドで締める。ここが抜けたら大惨事になるので締め込みを何度も確認。
センサーのところのネジにはシールテープを巻き締め込む。切断したホースに水温センサーを刺してホースバンドを締め込んで取り付けは完了。
エア抜き
エア抜き・・なにそれw
ラジエター液が抜けてしまうのでホースやラジエター内に空気が入る。それを抜く作業が必須とのこと。空気が入ってるとラジエター液は循環せずにオーバーヒート。
- 運転席、助手席間のヒーターあたり
- ラジエター助手席側
- エンジン付近
この3箇所にエア抜き用の栓があるとのこと。プラスティック的なものでホースに栓がされているものが見つかったので、こいつ!と決め打ちして栓を抜く。
エア抜きの際ラジエター液がこのホースから出てくるとのことなので、ホースをペットボトルに刺す。
足元のヒーター横の栓はホースではなかったので別途ホースを刺しペットボトルへ。
準備をしたらラジエターキャップからラジエター液を流し込む。よくわからないけど、エア抜きされたらホースからラジエター液が出てくるらしい。
が。。なかなか出てこない。出てこないけどラジエター液は少しずつ入っていく。
ドキドキしながらネット情報どおり徐々に流し込んでいく。少しずつ少しずつ入れていくと、急にラジエター液が少し多めに入れられるようになる瞬間がきた。
ラジエター近くのホースからラジエター液が出てきた。ってことで、こちらは栓で塞ぐ。
更に少しずつ液を入れていくと、再度多めに入る瞬間が来る。今度はエンジン側のホースからラジエター液が出てきた。こちらも栓をする。
ヒーター近くの栓からは何故か液が出てこないので放置。温かい空気は出てくるので問題なし。
試してみる
メーター類を仮でつないで正常にラジエター液が回っているのか調べてみる。
- 温風にすると温かい空気は出てくるか?
- 水温計が動くか?
- 水温が上がりすぎないか?
そもそもエア抜きできてるかなんて調べる方法も知らないので、これくらいしかチェックのしようがない。
一回目は、10分ほどアイドリングしてもヒーターが熱くならずにやり直し。その後何度かエア抜きをやっているとヒーターから熱い空気が出るようになり、30分ほどアイドリングするとメーターも動き始めた。
事務所近くを運転してみて問題なし。後はしばらくはラジエター液の量をチェックする。
3連メーター
水温計も付いたので3連メーター。水温・電圧・タコメーターとスポーティーさはまったく感じさせないメーターだけど、この数値が分からないと古い車なので不安。
実際に水温計を取り付けて走ってみた感想
実際に水温計を取り付けて走ってみると色々なことが分かる。まず、ロアホースにセンサーを取り付けたので走り出して2~3kmくらいは水温は40度にも満たないので全く動いていない。
一般道路の走行時の水温
一般道路の走行時はどんなに水温が上がっても87度程度。今までの車と違い走行時には87度位まで上がるとそのままの水温だけど、信号待ちで停車すると70度前後まで水温は下がる。ラジエターの位置的にそうなるのかな。
高速道路の走行時の水温
高速道路の走行時は、徐々に水温が上がり始め95度位まで水温があがる。それ以上は上がらないようだけど95度というのは大丈夫なのかな。
それ以上は上がらないようなので、ラジエター・サーモスタットはしっかり働いているんだと思う。
アッパーホースにも水温計を取り付け
2022年6月27日
ラジエターの冷却能力やサーモスタットの動作タイミンを確認したいのでアッパーホースにも水温計を取り付けた。
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