フレーム吸気で使われていたフレーム内部の防錆をする
先日、サンバートラックのフレーム吸気を廃止し別のパイプから吸気するようカスタムした。吸気ルートが変わることによっての不具合は出なかったので、ネットでも結構指摘されているフレーム内部の防錆処理を行った。
バンパーを外す
サンバートラック(TT1)は助手席側のバンパー内部に吸気口があるということなのでバンパーを外す。
ドアのヒンジ近くのピンを抜く
まず、ドアのヒンジ近くにあるプラスチック製のピンを2箇所抜く。こちらまずプラスのドライバーでネジを外すとヘラなどでピンは簡単に抜くことができる。
下の方のピンは方向が嫌な感じでドライバーが入らなかった。電動ドライバー用のビットをプライヤーで回してネジを回して抜くことができた。
![ドアのヒンジ部分のピンを抜く](https://sambar.fun/wp-content/uploads/2022/02/IMG_20220205_103203_246-1024x1024.jpg)
![ドアのヒンジ部分のピンを抜く。下の方のピンは方向的にドライバーが入らない。](https://sambar.fun/wp-content/uploads/2022/02/IMG_20220205_103626_684-1-1024x1024.jpg)
フロントグリルを外して中のネジを外す
フロントグリルは特にネジやボルトで固定されているわけではなく、ピンで固定されているだけ。ヘラを使って外す。
フロントグリルを外す際、クリップが折れてしまったので、純正部品を注文しておく。8つすべて劣化しているはずなので8個。
品番909130200 クリツプ グロメツト
外してみると錆はひどくないものの結構汚れていた。
フロントグリルを外すとバンパーを固定しているネジが3箇所あるのでそれを外す。
![フロントグリルを取り外す](https://sambar.fun/wp-content/uploads/2022/02/IMG_20220205_103214_930-1024x1024.jpg)
バンパー下のボルトをはず
見える部分のネジやピンを外したけどバンパーは外れない。バンパーの中央あたりがまだとまっているようなので車の下にもぐって確認すると、ボルトが1つあった。
![バンパー下部にボルトがあった](https://sambar.fun/wp-content/uploads/2022/02/IMG_20220205_104707_152-1024x1024.jpg)
フォグランプの配線を外す
バンパーは外すと、フォグランプの配線が見えた。これを外す。
![フォグランプの配線を外す](https://sambar.fun/wp-content/uploads/2022/02/IMG_20220205_105105_040-1024x1024.jpg)
フロントバンパーが外れた
フロントバンパーを外してみると結構な汚れがあった。錆はそこまでひどくはないけど普段手入れのできない部分。後から防錆処理をする。この車を購入してすぐにアンダーコート処理をしてもらったけど、この部分は流石にやってくれてなかった。
![バンパー内のフレーム類には結構な汚れ。アンダーコート処理の業者はここまでは塗ってくれない。](https://sambar.fun/wp-content/uploads/2022/02/IMG_20220205_105203_490-1024x1024.jpg)
レゾネーターを取り外す
吸気経路を変更したのでレゾネーターは必要なくなった。レゾネーターの位置は助手席側のフェンダー下あたり。
![サンバーのレゾネーター](https://sambar.fun/wp-content/uploads/2022/02/PXL_20220205_015425208-768x1024.jpg)
![](https://sambar.fun/wp-content/uploads/2022/02/PXL_20220205_015615127-1024x768.jpg)
![](https://sambar.fun/wp-content/uploads/2022/02/PXL_20220205_015519175.MP_-768x1024.jpg)
レゾネーターを取り外して見える部分のフレーム内部の錆を確認。思ったほど酷くない。
![レゾネーター取り付け位置のフレーム内部はそんなにサビていない](https://sambar.fun/wp-content/uploads/2022/02/IMG_20220205_114727_729-1024x1024.jpg)
汚れを洗い落とす
とりあえず汚れを洗い流す。見えない部分なのであまり気合が入らないw
そして、適当に拭いて待っている間にお昼ごはん。
![バンパー内側の汚れを洗い流す](https://sambar.fun/wp-content/uploads/2022/02/IMG_20220205_110515_667-1024x1024.jpg)
錆転化剤を塗り防錆塗料を塗る
目立った錆には、錆転化剤を刷毛で塗っていく。赤錆を黒錆に変えてそこから錆びにくくしてくれる商品。
錆転化剤が乾いたら、マスキングをして防錆塗料を塗る。昔ジムニー(SJ10)を触っていた時に大量に購入したのかまだまだ防錆塗料の在庫がある。赤色だけど上から塗料を塗るので色は気にしない。
![防錆塗料を塗る](https://sambar.fun/wp-content/uploads/2022/02/IMG_20220205_124250_931-1024x1024.jpg)
シャーシブラックを塗る
防錆塗料だけでも良いような気もするけど、隙間から赤色が見えるのもなんとなく嫌なのでシャーシブラックを塗る。
アンダーコート業者が処理してくれていなかった箇所も塗っておく。
![シャーシブラックを塗る](https://sambar.fun/wp-content/uploads/2022/02/IMG_20220205_131717_057-1024x1024.jpg)
Noxudol (ノックスドール) をフレーム内部に吹きまくる
今回の作業の一番の目的。吸気で使われていたフレーム内部を中心にノックスドールをふきまくる。吸気で使われていたフレームには途中に水抜き穴は無いのでエンジン横の穴とレゾネーターを外した後のフレームから、専用の延長ノズルでできる限り奥からふきまくる。
この延長ノズル、もっと長いものがあればいいのに・・・
![](https://sambar.fun/wp-content/uploads/2022/02/PXL_20220205_041249455-768x1024.jpg)
![](https://sambar.fun/wp-content/uploads/2022/02/PXL_20220205_041257498-768x1024.jpg)
残りは今回刷毛の届かなかったフレームや、吸気では使われていない運転席側のフレーム内部にふきまくる。つなぎ目などは特に念入りにふきまくる。
運転席側のフレームにはところどころに水抜き穴があるのでそこから延長ノズルを差し込んでふく。
フレームに蓋をする
まず、運転席側についていたゴムの蓋はエンジン横の穴に移設した。エンジン横は手が入りづらいので専用の蓋の方が取り付けしやすかった。
![運転席側についていたフレームのキャップはエンジン横の穴に移設。](https://sambar.fun/wp-content/uploads/2022/02/PXL_20220205_034809083-768x1024.jpg)
フロントの2箇所はゴムをバンドやタイラップで止めておいた。
![フロント側はゴムで蓋をした](https://sambar.fun/wp-content/uploads/2022/02/PXL_20220205_045239493.MP_-768x1024.jpg)
フレームの径が分かれば、何かしら蓋として使える商品があったんだろうけど、バンパーを外さないと分からなかったためゴムで蓋をした。
純正部品や代替で使えそうなキャップがあるようなら後から交換する。
元通りに組み立て
塗装や防錆処理が終わったので、外した逆の手順で組み立て。
今回、外から全く変わったところが見えない事をやったわけだけど、少しでもフレームが長持ちしてくれたらいいな。
フロントグリルのクリップを交換
2022年2月11日追記
経年劣化で固くなり割れてしまったフロントグリルのクリップが届いたので全て交換。一つ一つ丁寧に袋に入ってるけどこういう消耗品は折れたり割れたりしたところだけ交換するものでは無いような気もする。出来れば最初から8個入りにして欲しい。
![フロントグリル用のクリップ](https://sambar.fun/wp-content/uploads/2022/02/IMG_20220211_112707_438-1024x1024.jpg)
交換作業は先週もやったので簡単。フロントグリルを外して古いクリップを全てラジオペンチで挟んで外す。
![取り外した古いクリップ。経年劣化で固くなり弾力がなくなっている。](https://sambar.fun/wp-content/uploads/2022/02/IMG_20220211_113957_296-1024x1024.jpg)
新しいクリップを1つづつはめてからフロントグリルをはめて完了。
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