エンジン付近にエンジンオイル
数年前から気にはなっていましたが、エンジン廻りにエンジンオイルが付着しています。拭いてもまた濡れているのでどこからかオイルが漏れていることは確実です。
駐車している時にオイルが垂れた後などが残るほどではないのですが、気になっているのでまずは、タペットカバーを外してパッキンを交換することにしました。
おそらくこのパッキンの劣化がオイル漏れの原因です。
購入したもの
タペットカバーパッキンセット
純正ではなく大野ゴムのタペットカバーパッキンセットを購入しました。ボルトの方のパッキンもセットで付いてきます。
【 大野ゴム 】 タペットカバーパッキンセット スバル 【 サンバー/サンバーディアス (KS3 / KS4 / KV3 / K…
シックネスゲージ
せっかくタペットカバーを開けるので、タペットのクリアランスも測定して必要なら調整しておきます。そんなに頻繁に開けるものでもないのでついでです。
結晶塗装用スプレー
赤帽仕様の赤く塗装されているはずのタペットカバーですが、塗装が結構剥がれています。せっかくなので結晶塗装しようと思います。
デイトナ(Daytona) バイク用 缶スプレー 300ml 結晶塗装 焼き付け乾燥が必要 耐熱温度160-170度 リフティン…
タペットの隙間
エンジンが冷えている時に測定します。
吸気 | 0.15mm |
排気 | 0.3mm |
タペットカバーの取り外し
まず、プラグやアース線・ブローバイホースなどを外します。そして、タペットカバーの取り外し。
一箇所だけ電動インパクトじゃないと外れないほど締め込まれているナットがありました。
パッキンはしっかりカチカチに固まっていて、一部すでに割れていました。オイルが滲んできた理由はこのパッキンの劣化が原因ですね。
開けてみると、28万km以上走行しているとは思えないほど綺麗でした。赤帽として使われているときはもちろんその後のオーナーたちもオイル管理をしっかりしていたことが分かります。
タペットカバーの裏側も綺麗でしたがそれなりに汚れはあります。こちらは洗浄していこうと思います。
タペットカバーの洗浄
タペットカバーは表も裏も油まみれです。まずは、重曹ウェットブラストで清掃していきます。
重曹を吹き付けるので本当に油汚れがキレイに落ちます。重曹ウェットブラストのみで裏側はきれいになりました。表も油汚れと剥がれかかった塗料を落として行きます。
表の落ちきらなかった塗装は、ブラシで落としていきました。
塗装を落とすとこんな感じになりました。普通のサンバーのエンジンのタペットカバーのようになりました。
タペットカバーの塗装
パーツクリーナーで脱脂した後に、タペットカバーを塗装していきます。まずはマスキング。
ボルト穴用の丸いマスキングは友人がコツコツ丸くカットしてくれました。ぴったりです。
マスキング後に念のためもう一度脱脂して、結晶塗料を3度ふきつけました。
乾き切る前に、バーナーで炙ります。
バーナーで熱を加えると、塗料が縮み模様ができるはずなのですが・・・バーナーの熱が奥に伝わりすぎて奥の方は黒く変色して縮みませんでした。
手前の方はうまい具合に縮んでくれました。
失敗なのですが、見えないところなので「これは模様!」ということにして作業を進めます。
タペットのクリアランス調整
まず、上死点・下死点を合わせるための目盛りを見つけるのに苦労しました。
YouTubeのように色がついているわけではないのと、どのあたりに目盛りがついているのか検討もついていないし、暗い場所だし・・・
誕生日プレゼントとして貰ったタカギの投光機が大活躍でした。
明るくしてみるとしっかり見つかりました。
タペットのクリアランスは、YouTubeをみていると吸気0.15mm 排気0.2mmと言っている人がほとんどでしたが、純正の資料を信用して吸気0.15mm 排気0.3mmに調整しました。
タペットはゆるすぎるという箇所はなく、狭すぎという状態でした。
タペットカバーの取り付け
タペットカバーに各パッキンをはめて取り付けです。タペットカバーを取り付けしたらプラグやアース線・ブローバイのホースを取り付けます。
オイル漏れなどないか、エンジンをかけて近所を走行してみました。特にオイル漏れなどは起きずに、アクセルを踏んだ時のレスポンスというか、エンジンの回転数の上がり方が軽くなった気がします。
今回、タペットカバーのパッキン交換ついでにタペットのクリアランスの調整もしました。そのおかげで、吹き上がりもよくなりました。オイル漏れはしばらく様子見してます。タペットカバー以外の場所からもオイル漏れしている可能性もありますので・・
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