どうしてリアバンパーに穴を開ける?
以前より動画サイトで見ていたサンバートラックのリアバンパーへの穴あけ。本当に動画サイトで紹介されている効果があるのか不明だけど、流体工学の本を数冊読んで勉強してみた。
くっそ高い本を何度か読み返してみたけど効果があるのかどうかは分からなかったw
目的は、高速道路で油温が120度まで上がってしまう問題を解決したい。
以下の効果を期待。
- エンジンルーム内の空気(熱気)をうまく排出することで油温や水温が上がることを防止
- パラシュート効果を軽減することでエンジンの負荷が下がり油温や水温が上がることを防止
しかし、穴を開けることでエンジンやマフラーに雨水がかかることは防ぎたい。
リアバンパーの取り外し
車体についた状態で穴あけするのはマルチツールでもグラインダーでも厳しそう。横着せずにバンパーを取り外す。ボルト3本でとまっているだけなので取り外しは簡単。
通気孔を選ぶ
網を貼ったほうが排気はうまく行きそうな気はするけど、雨水でエンジンやマフラーにかかることは避けたい。
換気グリルを中心に探していたけどなかなか良いサイズが見つからない。サンバートラックのリアバンパーでグリルを取り付けられそうな面積は意外と小さい。
そして、遊漁船で釣りに行った時の船で使えそうなサイズの通気孔を見つけた。船内のトイレの通気孔が良さげなサイズ。
色々探して見たところ、排気グリルではなく遊漁船のトイレのドアと同じような通気孔が見つかった。
今回購入した通気孔は3つ。左右・中央の3箇所に穴を開け購入した通気孔を取り付けたい。
穴あけ箇所を決めカット
購入した通気孔をバンバーに当てて位置決め。そして、カットするラインを引いてそこをマルチツールでカットしていく。
サンバートラックのリアバンパーは、遮熱板や泥除けなどいろいろな鉄板が溶接されている。その2枚になっている部分はカットするのは大変なのでそういうところは避けてカット。
最後にいろいろな動画でも苦労していたマフラー側の遮熱板。こちらはホールソーを使い2つ大きな穴を開けておいた。
塗装
カットは完了したので中性洗剤で何度か洗う。シリコンオフで拭き耐熱塗料で塗装。
リアバンパーはオールペンした際にはスルーしていた部分。艶消しの黒で塗ってみたら結構いい感じになった。
カットした部分を特に重点的に塗料を吹き付けた。
もっときれいに面取りして・・とかやれば更にキレイに塗装できたんだろうけど問題なし。
そして、通気孔の方にも同じ塗料を塗っておいた。
通気孔の方は色を塗らないで置こうかとも考えたけど、この通気孔はステンレス製。ステンレスと鉄の組み合わせは鉄(車体)を錆びさせる。それを少しでも防止するために通気孔の方も塗装しておいた。
通気口をリベット止め
当初、通気口はボルトで止めようとホームセンターでボルトを買っていた。しかし、遮熱板まではカットしておらず貫通していない場所のボルト止めは結構面倒。
昔、ジムニー(SJ10)のルーフキャリアを作るときに購入したリベッターを使いリベット止めすることにした。
リベッターは最近事務所の窓の柵を修理するのに使ったのでボルト止めの代替案としてすぐに出てきた。
全てリベット止めし終わったらリベッターで塗装を傷つけてしまった部分とリベットの頭を再度塗装しておいた。
中央に開けた穴はナンバーで隠れる部分。通気孔をリベット止めしてから、ナットを2つ挟んでナンバーを固定。通気孔とナンバーの間に少し隙間を作っておいた。
車体に取り付け(完成)
車体への取り付けは簡単。3本のボルトで止めてバックライトとナンバー灯のソケットを指すだけ。
リベットで止めたこともあってまったくDIY感がないような感じ。これはこれで良いと思う。
油温・水温の対策になるのか?
正直な話、エンジンルームを少しくらい風が通るようにしたって油温や水温に変化があるとは思えない。
エンジンの表面に風が当たったとしても大した効果はないと思う。
パラシュート効果で、もし走行中負荷がかかっているとしたら若干エンジンは楽できてエンジンが熱くなりづらくなるのかな。
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