ドアスピーカーって高音聞こえない
昔の車は荷室にボードがあり、そこにスピーカーを設置している事が多かったですが、現代の車は違います。
そもそも、そのボードは見かけなくなりました。
ドアにスピーカーを埋め込むドアスピーカーが主流になりました。(ダッシュボードにスピーカーがついている車種もあります)
そのドアスピーカーの取り付け位置は、ドアの結構下の方になります。当然、ドアスピーカーの前には足があるわけです。
ラジオを聞くにしても、音楽を聞くにしても人の声というのは大切だと思います。
人の声は500~1,000Hzほど。私がよく聞く音楽でしたら200Hz前後がボーカルの声の周波数になります。
人の声は比較的、高音と呼ばれる周波数なのですが、高音と言われる音は吸音・遮音にとても弱いです。
自宅環境でしたら、耳とスピーカーの間に障害物がない環境を作れますが、現代の車はそもそもスピーカーがドアの下部についています。
運転席側には自分の足があるわけですから、足が障害物になり耳に高音が届きにくいです。助手席に人が乗ると同じ用に助手席側の高音は届きにくくなります。
ドアスピーカーである以上仕方ないのですが、運転者以外誰かが乗ると音場が崩れてしまうことになりますので、高音を大きく出せるドアスピーカーを取り付けても、音量を不快な音になるだけです。
また、人の声が聞こえないので、無駄にボリュームばかり大きくなるし、音量を大きくしても高音のバランスが崩れて不快な音になるだけです。
ツイーターが一番効果大
サンバートラックにAndroidナビを取り付けるついでに、ドアスピーカーも交換しましたががっかりな結果になりましたが、ツイーターを追加することで劇的に変わりました。
ツイーターの取り付け場所は、迷いに迷ってほぼ耳の高さになり、ツイーターと耳の間には障害物がありません。助手席に人が乗っても同様に障害物がありません。
障害物がないので、高音がキレイに耳に届き奥行きのある良い環境を作ることができました。
そして、先日いつもDIYを手伝ってくれる友人の三菱アイもツイーターを追加。三菱アイの方は、サブウーファーを取り付けしたところ、純正でついていると信じ込んでいたツイーターがついていないことが発覚しての追加です。
サブウーファーを追加し、イコライザーをいじっても高音が出ない・・・ということで発覚しました。
純正のツイーター取り付け位置に数千円のツイーターを付けただけですが、取り付け前とは比べ物にならない音の広がり方があります。
ドアスピーカーのみだった時は、音場が比較的足元だったものがしっかり耳の高さになります。
車の音響をなんとかしたいと言うときに、まずヘッドユニット(アンプ)から検討しそうですが、ALPINEやKENWOOD、Carrozzeriaなどを選択すると気軽に購入できる金額ではないです。
ツイーターならフロントスピーカーの配線を分岐して追加することが出来ますし、ダッシュボード上に固定するだけの商品もあり、比較的簡単に設置することができます。
もちろん良いヘッドユニットに交換したら良い音を出してくれると思いますが、、スピーカー位置が駄目なら意味はありません。聞こえないものは聞こえません。
サンバートラックは遮熱のついでにデッドニングをやりましたが、こちらはエンジン音・タイヤの音などは確かに小さくなりましたが、音響という意味では優先度は低かったです。
内張りを剥がして、座席を外してデッドニング!というよりもツイーターの追加が遥かに効果がありました。
サンバートラックとアイでわかったことは、カーオーディオをいじるならまずはツイーターということです。
数千円の投資で劇的に変わります。ツイーターの追加だけで、設置前よりもボリュームは小さくなりとても良い環境を作ることが出来ることが分かりました。
サンバートラックには5,000円もしないツイーターを取り付けましたが、カーオーディオスピーカーで一番金をかけるべきところはツイーターなのでは?とも思いましたが、軽トラですしこれで良しとします。
Pioneer パイオニア スピーカー TS-T930 チューンアップトゥイーター ハイレゾ対応 カロッツェリア
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