塩ビパイプでシャワー用の水タンクを作りたい
初号機は、塩ビパイプのジョイント部分から水漏れ。2号機は水栓からは給水できないという事を知らずに作り直し、3号機は水栓の取付角度を間違ったのと、空気抜き用のバルブの付け根からエア漏れという感じで、今回で4回目の作り直し。
塩ビパイプは、接着剤を使うため再利用できる部品は限られていてジョイント類は全て買い直し。
毎回、1万ちょっとの出費なので手堅く作り直したい4回目。
改善する点
- バルブの付け根からエア漏れしていたのでバルブや水栓を取り付ける蓋は10cmのサイズの大きな物に変更し確実に取り付ける。
- 車は常に水平な場所に駐車できるとは限らない。可能な限りタンク内に水を貯め、利用する時もできる限り最後まで水を使い切りたい。
塩ビパイプに段差をつけ水が低い部分のパイプにより貯まるようにする。
上記2点。新しい事は可能な限りやらないようにし、1~3回目までの駄目だった点のみを潰していく作業。
塩ビパイプを一段低い場所を作り水を有効に使えるようにする
前回までの反省点として、タンク内に水を入れる時に車が斜めの場所に止まっていると希望通りの水量を貯めることが出来ない。そして、利用するときにも同様で車の止め方がまずいと最後までタンク内の水を使うことが出来ないのでそれを改善したい。
こちらは、優先度は低いもののなんとかしたい点。
ホームセンターでいつものように塩ビパイプのジョイントを選んでカゴの中へ。
その後、色々な塩ビパイプのジョイントを見ているうちに、いつも手伝ってくれる友人が、塩ビパイプを一段下げることができそうなジョイントを発見。
10cmの直径の塩ビパイプを半分の5cm低い部分を作れそう。新しい事をして新しい失敗が増えるのは避けたいけど、これはものすごくいいアイディア。採用。
塩ビパイプを可能な限りまっすぐ切りたい
作り直すたびに、直径10cmの塩ビパイプをカットする必要がある。前回から導入されたレシプロソーもかなり便利だけど、どうもまっすぐ切ることができない。
ブレードがブレるのは、仕方がない。しかし、塩ビパイプが動かないようにしっかり抑える事ができないか?ということで塩ビパイプを抑える用の板を作成。
その板をクランプで固定して、レシプロソーを使って塩ビパイプを切る。
バルブや水栓を蓋に取り付けていく
毎回やるバルブや水栓を塩ビパイプ用の蓋に取り付けていく。前回までは直径5cmの蓋を利用していたが、今回からは直径10cmの蓋に変更。
蓋の縁の部分には塩ビパイプが刺さるので残して置く必要がある。1つの蓋に2つのバルブを取り付ける時にバルブ同士のパッキンが微妙に干渉気味だったので、蓋のサイズを大きくした。
そして念のため蓋1つに1つのバルブのみ取り付けることにした。
バルブ類は念のため、裏からコーキング材を塗った。
塩ビパイプのジョイント類とパイプを接着
バルブ類を塩ビパイプの蓋に取り付け終わり、コーキングが乾くまで時間がかかりそうなのでその他の部分を接着していく。
下(一番低い位置)に取り付ける、若干上、若干下なの色々角度があるので、接着前にサンバーの取り付け位置に持っていき確認しながらの接着。
サンバートラックに取り付け
全て接着し終わったら、サンバートラックに取り付け。取り付け開始時には薄暗くなっていて、取り付け完了したときには、暗くなっていた。
若干、水栓の取り付け位置が下過ぎたような気もするけど、使ってみて下すぎなようなら後5cmくらいは詰めることができる。
タンクに給水してテスト
水を塩ビパイプに給水
まずは、水を入れて漏れが無いかのテスト。全く水漏れはせずに最後空気抜き用のバルブからちゃんと水が吹き出る。
コンプレッサーで加圧してみる。加圧しても水漏れエア漏れなし。今度こそ成功!
最後に、シャワーの水圧テスト。十分な水圧があり釣行後のシャワーでも塩を十分に流せそう。
シャワーを付けていない時の水圧はこんな感じ。いい感じに水が出てくる。
何度か水貯めてガス抜きする
作っている途中に何度かブロワーで空気を通したけど、今回使った遅乾制の接着剤は完全硬化までに24時間。
接着剤のニオイを抜くために何度か水を貯めて出してを繰り返す。
2回目からは、接着剤のニオイはしなくなった感じだけど、このタンク内の水を頭からかぶるわけだし何度か水を貯めてニオイ対策をする。
走行テスト
満タンにして走行
まずは、満タン状態でのテスト。計算上30Lほど水が入るので単純計算で30kg+塩ビパイプの重さがキャリアの上の方にかかる。
塩ビパイプの重さは持ってみた感じ10kgほど。40kgがキャリアの比較的上の方にかかっても加速・カーブで問題ないかテスト。
塩ビパイプの取り付けの都合上横には若干揺れる感じがするけど、問題なし。
半分ほど水を入れてテスト
水を半分ほど抜いて走行テスト。カーブの時には当然水が片方に寄ってしまう。仮に15kgの水が入っているとして、一気にその重量の水が片方に寄るのは怖い。
その対策で塩ビパイプは可能な限り中央に寄せた。
走行してみた感じ、確かに左右に水は寄るけどハンドルが取られたり車のバランスが崩れる感じもしないので問題なし。
急ハンドル・急ブレーキは避ける
テストしてみたと言っても、緊急時の緊急回避でのテストをしたわけではない。急ハンドル・急ブレーキが必要ない安全運転をする。
買っておけばよかった道具
直径10cmの塩ビパイプを直角にカットするのにとても苦労した。そして、まっすぐに切っているつもりでも、直角にならないしバリもでるのでヤスリで面取りするのにものすごく時間を使った。
最初はそのあたりを適当にやったのと速乾性の接着剤を使ってしまったせいで水漏れ。
最初に時間を戻せるなら絶対にポリエチレンカッターを買う!
アウトドア用の水タンクで工夫した点
タンク部分に段差をつけた
タンクに水を貯める時も水を使う時も駐車場所が水平とは限らない。可能な限り沢山水を入れ、可能な限りタンク内に水を残したくない。
タンク部分をまっすぐには作らず、前方を一段下げた。
こうすることによって、水は一段下がった前方へ流れていくのでまっすぐに作るよりかは水を使うことができる。
給水するバルブは一段上になるので駐車場所が斜めでもその分沢山の水を貯めることができる。
タンク部分はO字にした
最初に作ったタンクはU字。こちらに水を貯めた時に気づいたんだけど、駐車する場所が斜めだと充分に水がたまらない。
そして、水を使うときにも駐車場所が斜めだと、片側に水が残ってしまい最後まで使い切ることができない。
タンクをO字にすることで水の左右の偏りを減らした。
排気バルブは可能な限り上に取り付けた
給水時には、タンク内の空気を抜く必要がある。その際、排気用のバルブがタンク内の水面より下になるとそこから水が吹き出てしまう。
駐車場所の角度の問題で排気用のバルブが可能な限り上にないと、タンク内に水は溜まっていないのに水が吹き出てしまうことになる。
排気用のバルブは可能な限り上に取り付けた。バルブ位置だけでは不十分かもしれないので別途ホースで対策する。
水栓は可能な限り下に取り付けた
こちらも可能な限り水を使い切ることができるように、蛇口を可能な限り下に取り付けた。ジョイントを透明な物を使うことにより水の残量がわかるようになった。
ジョイントの取り付け角度も水が残らないように角度調整した。
透明な塩ビパイプジョイントを使って水量確認できるようにした
透明なジョイントは若干高いから全てに使うわけには行かないけど、前後のコーナー部分や水栓のためのジョイントを透明な物を採用。
給水時にはどれくらい水が貯まったのか確認することができるし、水を使う時もどれくらい水が残っているのかを確認することができる。
コンプレッサーは設定した圧力で自動停止するものを使った
水圧をえるためにコンプレッサーでタンク内に空気を貯める。しかし、シャワーを浴びながら圧力も気にするとか無理な話。
一定の圧力になったら自動停止するコンプレッサーを購入した。
接着剤でくっつけただけの塩ビパイプを高圧にするとかちょっとした爆弾になりそうで怖いしw
蛇口をタカギのジョイントを直接させるものにした
こちらはたまたま。
水栓を購入しタカギのニップルを固定した際、ネジをきつく締めすぎて蛇口を変形させてしまった。
ホームセンターで蛇口のみを探したいたら、たまたまジョイントを直接接続できる商品があったのでそれを購入。
タンクは車の中央へ設置
タンク内に水がいっぱい入っているときは良いんだろうけど、しかし、問題は半端に残っているとき。半端に残っていると、運転中ハンドルを切ると残っている水が左右に移動することになる。
タンクは高い位置についているためトップヘビーな状態。そんな状態で残っている水が片側に一気に寄ったら危ない!ということで、タンクは車の中央に設置した。
仮に10L残っているとして、10kgの水が一気に片側に寄ったら・・・
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