先日、マジェスティSを洗車していて気づいたのですが、フレームの溶接部分が結構錆びてきています。一応錆転換剤で処理はしておいたのですが、こんなに早く錆びてくるもの?最近のバイクって錆やすくないですか?
モヤモヤしいたのですが、家でボーーっとしている時に思い出しました。海で使う船外機にはアノードというサビを防止するパーツが付いています。
アノードとは?
アノード(anode)とは、金属の腐食(サビ)を防ぐために設置される“犠牲用”の金属のことです。別名「犠牲陽極(ぎせいようきょく)」とも呼ばれます。
電気化学的な原理を利用して、本体の金属の代わりにアノードが先に腐食することで、大切な部品を守ってくれるのです。
どうして錆びるの?|腐食のメカニズム
金属は水や空気に触れることで、酸化=サビが進みます。特に異なる金属が組み合わさった状態で水分に触れると、電位差が生まれ、電流が流れます。
このとき電位が低い金属(=アノード)が優先的に腐食し、電位の高い金属(=守りたいパーツ)がサビから守られるのです。
どんな金属がアノードに使われる?
アノードには、以下のような腐食しやすい金属が使われます:
- 亜鉛:海水や雨水に強く、最も一般的。船舶やバイクに多く使われます。
- アルミニウム:軽くて耐久性が高く、車のパーツにも向いています。
- マグネシウム:非常に電位が低く、淡水環境に最適。ただし減りが早いため交換頻度は多め。
アノードの取り付け方と注意点
接地(金属接触)させる場所を選ぶ
塗装やゴムでは効果が出ません。しっかり金属と接触させましょう。
雨水がたまりやすい部分に取り付ける
フェンダー裏、エンジン周辺などが有効です。
定期的に点検・交換を
アノードは削れていきます。1年〜2年ごとの点検がおすすめ。
バイクや車に使えそうなアノード
Amazonなどで検索してみると船外機用のアノードは結構出てきますがバイクや車用という商品は無さそうです。
ボルトやネジでトモジメできそうな商品をいくつか注文しておきました。
雨に濡れて電気が通っている場所につけてみます。
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