電圧メーターの針が大きく触れる
久々に天気に恵まれ朝の3時に起き準備をして高速道路から名護に向かっていた。
途中、電圧メーターの針が12V~15Vを結構な速さで上下していることには気づいていた。常に針が触れるわけではなく、たまに大きく振れる感じ。
メーターの故障かな・・とあまり気にしていなかった。
高速道路でトラブル発生
少し前にヘッドライトをLED球に交換し電圧の低下問題も解決した上にかなり明るくなった。
普段フォグランプなんかつけないのに、高速道路で何気にフォグランプをつけたらもっと明るくなるのかな?とスイッチを入れてみた。
フォルランプのスイッチを入れた瞬間、車内もヘッドライトも一瞬真っ暗になり、すぐにフォグランプを切るとヘッドライトもその他のライトも点灯したけど余計なものも点灯。
ABSとCO2警告灯も点灯。
そして、自走はするけどエンジンはノッキングし始めた。
その他、バックモニターは「NoSIGNAL」。ETCはエンジンをかけた時に流れるあのアナウンス「ETCカードが挿入されました」が何度も流れる。
これはやばい!と思いラジオなどの電気を使いそうで切れるものはすべてOFFにし、次のインターで高速道路を降りた。ETCは反応しなかったので料金所のスタッフに現金支払い。
料金を支払っているときにも「エンジンを切ったらもうエンジンがかからないかも・・・」と思いエンジンはONのまま。
料金を支払うために高速道路の料金所で停車しているうちに、ABSやCO2の警告灯は消灯。しかし、ETCが頻繁に通電した時に流れるあのアナウンスが流れる状態。
おそらく電圧がとても低下しているんだろうけど、電圧メーターは12Vより落ちることはない。
ここで、一緒にボートを出す予定だった友人たちにLINEにて謝罪。
高速道路には戻らず一般道から帰宅
色々おかしい状態だけど一応自走はするので、釣りは諦め那覇に戻ることにした。このときにはノッキングもしなくなっていたけど、エンジンを停止させたら二度とかからないかもしれない時のMT車はとても緊張しながら運転。
無事、事務所に戻ることができたので試しにフォグランプをつけてみる。症状でない。
試しにエンジンを一回切ってかけ直してみる。普通にエンジンはかかる。
しかし、走ってみるとやっぱり電圧は不安定。どこかで接触不良を起こしているか漏電して、瞬間的に電圧が下がりまくるのかな・・とか考えたけどまだ真っ暗。一旦帰宅して仮眠をとってから明るくなってから原因の特定をすることにした。
不具合の原因箇所を探す
不具合の原因として考えられる箇所は
- バッテリーがそもそも弱っている。
- 前日に交換したLEDブレーキランプに異常がある。
- フォグランプの電気系統のどこかで漏電している。
- その他箇所から漏電している。
この順番にチェックしてみる。
エンジン停止時のバッテリー電圧のチェック
バッテリーがそもそも弱ってる疑惑。前の車やバイクでもそうなんだけどバッテリーが弱ると電圧が不安定になる。停止時の電圧を測ってみたところ12.5V前後。十分・・・
そのままエンジンをかけてバッテリー自体の電圧を測ってみる。14V前後。十分。
バッテリーがそもそも弱っている疑惑は一旦排除。
前日に交換したLEDブレーキランプのチェック
前日に、ブレーキランプをLED球に交換したのでその球の不具合かも。ということで一旦元の純正の球に交換してみた。
近所を少し運転してみたけど、朝のような電圧計の針の振れがない。
もう一度LED球に戻してみる
純正のブレーキランプに交換して電圧計の乱高下がなくなったので、この時点で完全にLED球が犯人だと思っているけど、念の為確かめるためにもう一度LED球に変えてみる。
取り付け後、テールランプやブレーキランプの動作確認をしたところ、助手席側のテールランプが光っていない。そして、運転席側はブレーキをかけた状態の明るさ。ブレーキを踏んでも明るさは変わらない。どう考えてもおかしい。
前日に交換したLEDブレーキランプがトラブルの原因
これでLED球が犯人確定。
もう一度、LED球を外して純正球に交換しようとしたところ、LED球が物凄く熱い。数十秒テールランプをつけていただけなのにかなりの熱々。
おそらくLED球内の何かがおかしく漏電かなにかしているんだともう。LEDも多少熱を持つにしても完全におかしい温度。
おそらくLED球の不良で何かしら大量に電気を消費をしていたのではと思う。光に変わるわけでもなく電気を浪費し、それが理由で車の電圧が不安定になり電圧計も乱高下。
電圧が上下しているところに、ハロゲン球のフォグランプをつけたので完全に電圧が足りなくなり色々不具合が起きたのだと思う。
元のブレーキランプ球に戻して解決かな
元のブレーキ球に交換し少し長めに運転してみたけど全く電圧の乱高下はおきなかった。多分、LED球のせいだけど、次回の遠出はちょっと緊張w
トラブルが起きた旨購入した店に連絡
今回の不具合の症状と、LED球が原因と考えた理由(切り分け方法)をメール送信。その日の夕方には返信があり以下の返答。
- 同製品を数百件の注文があったが同様の問い合わせはない。
- 返品は不要、返金手続きする。
- 事故につながらず良かった。
箇条書きにするとこういう感じ。レスポンス・対応の早い店は本当に好感が持てる。次回もなにかあったら同じ店で購入しようと思う。
ブレーキランプのLED化の注意点や分かったこと
あるコミュニティに今回の件を相談してみたところ色々な事を教えてもらうことができた。
- 定電流ダイオードをかませてSMDの仕様電流に調整してあるなら発熱は抑えられる。
- ブレーキランプに流れている電流が基盤自体の設計電流よりも多くなってしまってると発熱トラブルがありえる。
- スイッチを入れて同時に点灯する球、(ポジション)などは一気にLED化とメーカーを合わせたりスペックをなるべく合わせた方がいい。
- ブレーキ球は1灯でストップとポジションを点灯するダブルのタイプは配線の都合や抵抗などでLEDが点灯しなかったり安定しなくて、ショートやその他不具合が出たりする。
- ポジションもヘッドライトの中に一緒に入っているタイプでヘッドライトはハロゲン、ポジションはだけLEDは危険。ハロゲンの熱でLEDが異常発熱や異常な電流が流れて異常が起きる可能性がある。
物凄く勉強になった。
トラブルが起きた時と同じ時間帯に運転してテスト
2022年1月15日追記
次の週も天気に恵まれボートが出せる天気だったので釣りに行ってきた。
ブレーキランプ球をLEDに交換して不具合が出た。そして元の球に戻したらその症状が出なくなったけど、それは状況証拠のみ。
九分九厘LED球の不良が原因と思っているけど、具体的にLED球がどういう不具合があって車に不具合が起きたのかが分かっていないので、同じ状況での運転は少し緊張する。
何事もなく高速道路も走行し無事目的地まで付き、そして、帰りも問題なし。LED球が原因ということで確定。
コメント
ブレーキランプのLED化については、車種によっては抵抗を入れたりしないとトラブルが比較的見受けられるので、もしかするとそういった車両だったのかも知れませんね。
機会があれば検索して、計算方法を調べるといいかも知れません。
そうなんです。LEDの球だと異常と見なしてしまうものもあるようです。
諦めて元の球にしましたが、リベンジしてみます。