電気・電装CB400 SUPER FOUR

ブレーキランプが点灯しない問題が解決

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ブレーキランプの点灯が不安定

数週間、直った!直ってない!を繰り返していたブレーキランプ問題。症状は以下の通り。

  • フロントブレーキだけブレーキランプが点灯しないことがある。
  • エンジン回転数をあげるとブレーキランプの点灯具合が不安定になる。
  • ブレーキをかけていない状態でもブレーキランプの配線に9Vの電圧がきてしまっている。

配線を別途引っ張る!

フロント側のカプラー内を清掃してみたり、ブレーキランプ自体をすべて交換してみたりと色々試したけど、結局解決していませんでした。

ブレーキをかけていない状態でも9Vの電圧がきていることと、エンジン回転数が上がると不安定になることから、ブレーキ関連の配線がどこかで短絡していると思いました。

しかし、短絡箇所をハーネスすべて外してチェックするとか恐ろしい作業です。

代替案で、ブレーキ関連の配線だけ別で引っ張り直すことにしました。

ガソリンタンクを外す

少し前からガソリンタンクを外して、配線を見直すなりしたほうが良いとは薄々思っていましたが、ガソリンタンクを外したことなんて一度もありません。

ガソリンがダダ漏れになったら恐ろしいし・・・

何度かタンク周辺をチェックしたのですが、CB400SFにはガソリンのコックがないんです。ホースを外した瞬間にガソリンが漏れ出すんじゃ・・と思ってずっと後回しにしていました。

しかし、ブレーキランプはそれ以外の何をやっても解決しないのでついにガソリンタンクを外して見ることにしました。

燃料系のカプラーを抜く

タンクのボルトを外すと、ガソリンタンクが少し動かせるので、下に何か挟んで作業しやすくします。

タンクと車体の間に何か挟んで作業スペースを確保
タンクと車体の間に何か挟んで作業スペースを確保

車体の右側から覗くとタンクの下から配線が伸びた配線があります。燃料系のものなので、先にカプラーを抜いておきます。

燃料計用のカプラーを抜く
燃料計用のカプラーを抜く

燃料ホースを外す

次に、ドキドキしながら燃料系のホースを2本抜きます。

燃料ホースを抜く
燃料ホースを抜く

ガソリンが垂れてきたときのために、ウェスも挟んで・・と抜いてみましたが一滴もガソリンは出てきませんでした(笑)

ホースは2本とも傷んでるし止具も錆びまくっていました。これは注文して交換しておく。

タンクを外す

つながっているホースや配線はすべて外したので後はタンクを外すだけ。少し持ち上げながら、タンクを後ろに引っ張ると簡単に外れました。

外したガソリンタンク
外したガソリンタンク
ガソリンタンクが外れた状態の車体
ガソリンタンクが外れた状態の車体

フロントブレーキの配線はどこから配線をやり直す?

当初は、フロントブレーキレバーの配線から全てやり直す予定でした。しかし、レバーの根本にある端子が手元にあるギボシのサイズと合いません。ガバガバです。

レバーの部分から・・というのは諦めてヘッドライト内のカプラーから配線をやり直すことにしました。

元々付いているブレーキ用のカプラーが、念のため購入していたカプラーセットとあうようです。

これを駆使して、元の配線を切断や分岐させずにカプラーで分岐するものを作りました。

元のカプラーからブレーキ用の配線のみ分岐させるカプラー
元のカプラーからブレーキ用の配線のみ分岐させるカプラー
フロントブレーキの配線をここから引っ張り直す
フロントブレーキの配線をここから引っ張り直す

リアブレーキの配線と合流させる

CB400SF(CN39)の配線図を確認すると車体のどこかでフロントブレーキとリアブレーキの配線が合流していることになっています。

しかし、見当たらない・・・

多分、テープで巻いてしまっているんだろうと元々の合流点を見つけるのは諦めました。

元々のリアブレーキ用のカプラーから端子を一本だけ抜き、一本(ACC)はそのままにし、抜いた一本とフロントからの配線を合流させることにしました。

カプラーに刺さっている端子を抜く時にこれを使いました。使い方はよくわかりませんが押し込んで端子の爪を押さえて引き抜くものみたいです。

合流用に作ったのは、これ。

2本の配線を合流させる
2本の配線を合流させる

この2本のギボシをまとめることができるギボシは結構便利。

フロントとリアの配線を合流させる
フロントとリアの配線を合流させる

テストしてみる

各配線は仮の状態で、ブレーキランプと新しく引っ張り直した配線をつなげてみてテストしてみます。

ブレーキをかけていない状態0.016V
ブレーキをかけていない状態0.016V

ブレーキをかけていない状態は、以前は9Vとかの電圧がかかっていたのが、別の配線にすると0.016Vに。0Vではないのはスイッチとかも完全に絶縁されていないだろうし、このテスターも正確とは限らないし・・ということで成功!

次に、ブレーキをかけた状態のテスト。

ブレーキをかけると13.27Vで正常
ブレーキをかけると13.27Vで正常

ブレーキをかけると13Vちょっと。正常。

ガソリンタンクを外しているので、エンジンを長くかけることは出来ませんでしたが少し試して見た感じでは回転数を上げてもブレーキランプが不安定になることはありませんでした。

配線を固定するしてタンクを取り付け

電圧は正常になったっぽいので、配線を取り回してタイラップで固定していきます。タンクで挟まないように、目立たないように・・と

タンクは取り外した逆の手順で取り付けるだけなので簡単。燃料ホースはひび割れている箇所をカットしたけど、やっぱりかなり傷んでいるので注文しておく。

ヘッドライト内の配線

結構苦労したのがヘッドライト内の配線。何度も何度もやり直しやっとヘッドライトをはめることができました。

これって別で配線ボックスなりを準備したほうがいいんじゃ・・って毎回思います。

ヘッドライト内の配線を整理してライトをはめる
ヘッドライト内の配線を整理してライトをはめる

LEDライトでもないのに、この熱を持つ場所に配線を無理やり入れて良いはずがない。

ヘッドライト取り付け後またブレーキランプが点灯しない

ヘッドライトも取り付けたので再度テスト。しかし、フロントブレーキが点灯しない・・・さっきまで点灯していたのに・・・・

しかし、配線はやり直しうまく行っていたので原因はヘッドライト内のカプラー一択。確認してみても抜けているわけではありません。

色々試してみると分岐用に作ったカプラーと元々のカプラーが微妙に合わずに接触不良を起こしていることが分かりました。

出来ればやりたくなかったけど、もとからあるカプラーは新しいものと交換し無事解決。

不具合の原因は多分これ

フロントブレーキ用のカプラーの接触不良。これは最初の当たりでフロントブレーキのみ点灯しないというトラブルの原因だったかもしれない。

でも、一番は多分こいつ!!!

原因はこれ
原因は多分これ!

フロントから引っ張られている配線がテープで巻かれてタンクしたまで持ってきてあります。しかし・・途中タンクに挟まって変形しています。

配線をタンクから回避しようと動かしてみようとしたけど長さが足りなくなんともなりません。おそらく通す場所を間違っているんでしょう・・・

こういう仕事をするバイク屋にはメンテや車検は絶対にお願いしたくありません。以前のオーナーに一応バイク屋の名前は聞いておきました。

無事解決

配線を別で引っ張ることになりましたが、これは後からハーネス一式を購入し再度純正状態に戻そうと思います。

今の状態だと自分以外なんの配線なのか分からないので、バイク屋にメンテ依頼した時にとても困ると思います。

とりあえず車検用に・・ということで。

ブレーキランプ問題は解決
ブレーキランプ問題は解決

ブレーキランプが点灯しない問題(1)~(3)

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