インパクトドライバーとインパクトレンチの違い

インパクトレンチとは

インパクトレンチは、ボルトやナットに「打撃力（インパクト）」と「回転力」を加える電動工具です。ボルトやナットを締め付けたり緩めたりする際に使用します。

サビて固くなったナットやボルトを外す時にとても重宝します。

ソケット部分は、ソケットレンチがはめられる形状になっています。

インパクトドライバーとは

インパクトドライバーは、回転方向に打撃を加えて大きなトルクを発生させる電動工具です。基本的にビスを打ち込むものです。

ソケット部分は、ビットを差し込んで使える形状になっています。

インパクトレンチにビットアダプターつけて代用できないの？

インパクトレンチに取り付けるアダプターに、ビットを取り付ける事ができる物があります。

インパクトドライバーを持っていなくても、仕組みは同じなんだからインパクトレンチにこれを取り付けて使えばいいじゃん！って思っていました。

インパクトレンチとインパクトドライバーどちらも試してみた

インパクトレンチは、マキタの18Vの物を持っています。

今回、中華のインパクトドライバーを購入しました。

事務所の窓から外光が入らないように以前、ベニア板で塞いだのでそこで両方ためしてみました。

インパクトレンチ（一番弱いモード）

インパクトレンチで一番弱いモードでベニアにビスを打ち込んでみました。

最弱のモードでもベニアは貫通してしまうようです（笑）

インパクトドライバー（一番弱いモード）

インパクトドライバーの一番弱いモードで同様にベニアにビスを打ち込んでみました。

ギリギリ止まってくれています。

インパクトレンチではパワーがありすぎる可能性がある

ビスで止める木材次第ですが、インパクトレンチにアダプターを取り付けてドライバーとして使うとベニアなどの弱い素材は貫通してしまいます。

そこそこの厚みのある木材なら大丈夫だと思うのですが、本番で使う前に端材などで試してみる必要があります。

インパクトドライバーはそのあたりも加味されているのかベニアでも貫通しない程度の設定ができるようです。

回転速度は変わらない

インパクトドライバーもインパクトレンチも、回転速度は対して差異は無いように感じました。ビスを打ち込める速度も対して変わりません。

結局適材適所

木材が強ければインパクトレンチでも代用することができますが、薄かったり弱かったりすると最弱のモーでも貫通してしまいます。

結局、適材適所ということですね。