自作

ハンターボート用キャリアを単管パイプで自作する

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軽トラが欲しい

ホンダのアクティバンは、荷台に後輪の出っ張りもなく良い車だった。エンジンもエアコンも全体的に元気。しかし、車検は残り1年。ルーフキャリアの雨樋がそろそろやばくなってきているし次を考えていた。

赤帽サンバー

沖縄宝島で安くていい感じの軽トラがないか見続けてなかなか「これ!」という軽トラが見つからず数ヶ月。友人が「赤帽仕様のサンバーが載ってるよ!」と教えてくれた。

  • 赤帽専用4気筒EGIエンジン
  • パッド摩耗警報付 フロントベンチレーテッドディスクブレーキ
  • 収納式ハンドブレーキレバー
  • 2段階開度リヤゲート(パネルバン)
  • 電源用ハーネス
  • 高照度ルームランプ(トラック・パネルバン)
  • 専用デザイン、強化レザー表皮の専用シート
  • 20万kmまでは定期メンテだけで乗り続けられるパーツ

赤帽仕様で色々専用パーツが使われていることは理解したけど・・・

  • 赤帽仕様だし、バンタイプじゃないの?荷台むき出しの赤帽の車なんて見たことない。
  • ホロが付いていたら外して捨てるのどうする?面倒。

という感じで、「これも駄目じゃん!」って思いながらもとりあえず問い合わせをしてみる。

すぐに返信が届き、翌日釣り中にボートの上から色々質問。

普通の軽トラでホロなども付いていないとのこと。丁度名護の方ということなので釣りの後に現車を見に行ってみた。

年式の割には錆も少なくメンテもしっかりしている様子。チャイルドシートも乗っていることから普段から乗っていると予想。

特に致命的な不具合も今の所ないようなので購入を決める。

そこからは名義変更などを終わらせて翌週金曜日に取りに行った。早速、エンジンはクラッチ踏まないとかからないと知らずに焦ったり、帰りのガソリンスタンドでガソリン給油口の開け方が分からなかったりとあったけど問題なし。

赤帽仕様のサンバー

ハンターボートを乗せるためにキャリアを自作する

次の車は軽トラにする!と決めてから釣りに行くたびに色々な人の軽トラを見せて貰っていた。溶接できる人の荷台は上等だったけど、車の溶接は以前のジムニーSJ10で無理だったので諦め。

単管パイプで自作するのが手っ取り早いかなと、以前から「こんな感じ?あんな感じ!」と友人に相談。

当初、荷台に単管パイプをボルトで止めようと考えていたけど、キューブ型にして荷台に置くだけで大丈夫じゃない?ってことで、直方体の枠だけ作ることに。

単管パイプを選ぶ

ホームセンターに行ってみると、3種類ほどの太さの単管パイプがあった。一番細いものでも良さそうだったけど、ジョイントが一番太いものしか揃ってない。ジョイントで出来が決まるしかなり重たくなるだろうけど、48.6mmの単管パイプで作ることにした。

赤帽仕様のサンバーにボートを乗せるためのキャリアを作る。単管パイプのジョイント。

次回作る時は、通販でジョイントは揃えて細い単管パイプで作るかな・・

単管パイプをカットする

6mの単管パイプは持ち帰ることができないので、事前に測って置いた長さでカット。ジョイント部分を加味していないので多分少し長いけど、事務所にチップソーあるから問題なし。

単管パイプをカット
カットした単管パイプ

単管パイプを組み立て

後は現物合わせをしながら単管パイプをカットしながら組み立て。失敗することもなくいい感じに完成。

ロッドホルダー

1ピースのジギングロッドは2mちょっとというものまである。2ピースなら余り考えなくても良いんだろうけど、2mちょっとのロッドも持ち運びできるようにしたい。

バンタイプの時はリアハッチから運転席の上のあたりまでロッドホルダーを通して持ち運んでいたけど、今回は軽トラ。そういうのが無理なので、塩ビパイプで制作。

初日は「事務所にある塩ビパイプで行けるはず!」と塩ビパイプを買わなかったけど、サイズが合わなかった。アクティを中古車屋をやっている後輩のところへドナドナしに行く時に、一日橋メイクマンで見てみたけど、2mまでしかない。2mだと入り切らないジギングロッドがある。

仕方がないので翌日日曜に浦添メイクマンで購入。しかし、2mか4mという選択肢。4mを230cmにカットして持ち帰る。230cmなら最長の1ピースロッドも余裕で入れることができる。

単管パイプ用のコネクタと塩ビパイプのコネクタを組み合わせてボルトで止めて完成。ここは後からもう一箇所増やして3箇所にする。2箇所でこの長さの塩ビパイプを固定じゃ1つ破損しただけで大変なことになるので念の為3箇所で固定。

塩ビパイプの中でロッドがカタカタ動いたらどうしよう・・という心配も昔から使い続けているアブガルシアのロッドケースごと塩ビパイプに入ったので解決。

塩ビパイプを取り付けてロッドホルダーも自作。既存のロッドホルダーごと収納。
キャリアに塩ビパイプを取り付け1ピースロッドが入るロッドホルダーにする

既製品・自作のメリット、デメリット

キャリアは既製品も検討したけど、海で使う限り必ず錆びる。今までも何度ルーフキャリアを買い替えたことか・・・

値段に限らず2年ほどで必ず錆びる。買い替えのタイミングを「もう少しは大丈夫だろう・・」と伸ばすと、想像よりもひどい状態だったりと恐ろしい。

通販で売られているアルミ製と書かれているルーフキャリアも何故か足の部分はスチール。これと車の雨樋が錆びるので車自体は元気でもルーフキャリアを取り付ける場所がなくなり車の買い替えを繰り返してきた。

結局、自作しようと既製品を使おうと錆びるものは錆びる。ステンレス製なら錆びないんだろうけどステンレス製のものは車体が錆びてしまう。

サビ対策のつもりが逆効果? クルマのステンレスボルトへの交換に潜む罠

結局、錆の防止と錆びてしまった時の対応がやりやすいほうが良いような気がする。

既製品のメリット

  • 比較的に楽に取り付けできる?
  • ショップに色々相談できる。

既製品のデメリット

  • しっかり洗っても結局錆びる。1~2年毎に買い替え必要。
  • 錆びた箇所だけの交換はできないので買い替えは全交換。
  • 既製品なので自分の思った通りの形にはできない。
  • 値段が高い
  • キャリアの脚を取り付ける部分の車体が錆びるので車は元気に走ってもルーフキャリアは取り付けできなくなる

自作のメリット

  • 錆びてしまっても錆びた箇所のみ交換できるように作ることができる
  • 安くで作ることができる
  • 自分の使いやすいように作ることができる

自作のデメリット

  • 作ってボートを乗せて試すまで十分な強度なのか不明
  • 材料を自分で揃えないといけない
  • ある程度の工具がないと加工を含めて調整や組み立てが厳しいかも

既製品は、錆びた時にその場所だけ交換できるわけではないので全部買い直し。

単管パイプで自作する料金よりも既製品のほうが安ければいいけど、既製品は結構な金額。数年後錆びた時の対応と制作費用を考えても単管パイプでの自作一択。

塗装をまだやっていないけど、大体32,000円くらい。単管パイプで作ったほうが安いし、錆びたパイプやジョイントは都度交換できるので断然DIYしたほうがいい。

ボートを乗せて揺らしたりしてみたけど、ルーフキャリアのときよりも断然しっかりしていていい感じ。でも、正直ジョイントさえホームセンターに売っていたらもっと細い単管パイプでも十分だったと思う。

単管パイプの他、ホームセンターの同コーナーに角パイプも売っていた。ジョイントの種類がどれくらいあるのか不明だけど、角パイプの方が何かと良いような気もする。

単管パイプで車中泊用のスペースも作れる

今回単回パイプでボート用のキャリアを作ってみて思ったんだけど、おそらく車中泊用のスペースもキャリアと似た方法で簡単に作れると思う。

2段にして上の方をベッドにしてもいいし、荷物入れにしてもいいし。ぴったりなサイズで作りベルト固定しておけば運転中に落ちることもなく、スペースさえ許せば使わないときに下ろして置くこともできる。

周りは断熱材なりベニア板なりなんかしら張れば車中泊用のスペースも完成。ちゃんと計算してみないとわからないけど5万前後でできるんじゃ・・と予想。

キャンプもやるので面白そうだけど、それをやると釣りの荷物の積み下ろしが不便になるので今回はやらないけどw

キャリア製作の写真

グラグラし始めた

釣りの現場でロープを緩めると単管パイプキャリアがグラグラしていることに気づいたので補強を入れておいた

2021/10/18追記

斜め棒を入れて補強

2021年10月25日追加

斜め棒を入れてグラグラしないように補強した。

キャリアの塗装のやりなおし

2021年11月8日追加

補強を入れた際に塗装がはげたので塗装をやり直した

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